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設立の沿革

アメリカの精神科医であるウィリアムグラッサー博士は、薬を処方する一方で、不幸の原因となっている事柄を取り除こうとしない精神科治療のあり方に疑問を抱き、多くの経験から、薬を使わないカウンセリング手法である「リアリティセラピー」を体系化しました。
このカウンセリング手法をまとめた著書「リアリティセラピー」はアメリカで100万部を超えるベストセラーとなりました。

その後、リアリティセラピーをもとに、人間の行動のメカニズムを解き明かした「選択理論®」(選択理論心理学)を提唱し、著書「グラッサー博士の選択理論」はカウンセラーだけでなく、ビジネスマンや学生、主婦など、多くの人により良い人生を歩む上での指針を与える書籍として受け入れられました。
日本においては、1987年にリアリティセラピーの集中講座が初めて開催され、会長兼理事の柿谷正期がこれに参加しました。その後、第2回開催時に、代表理事の青木仁志が参加し、その後、NPO法人日本リアリティセラピー協会の立ち上げや、選択理論を土台とした人材教育コンサルティング会社であるアチーブメント株式会社の立ち上げなど、日本における選択理論普及における中心的な役割を果たして参りました。

グラッサー博士は2013年8月に逝去されましたが、博士が亡くなった今もなお、選択理論は世界62カ国以上で学ばれ、カウンセリングの世界だけでなく、学校、職場、夫婦、家庭など、多くの場面で応用されています。
米国カリフォルニア州では、CIWという女性刑務所で選択理論を学んで出所した人の再犯率が普通67%のところ、2.9%を記録するなど、大きな成果を収めています。
博士は、選択理論の考えを地域社会に広げ、クオリティ・コミュニティ(地域社会全体が選択理論に移行し、他者に何かを強制することのないコミュニティ)を理想の社会のあり方として提唱され、実際にニューヨーク州コーニングなどで選択理論の導入に向けた取り組みを主導されました。

ウィリアムグラッサー記念財団は、グラッサー博士の遺志を継ぎ、代表理事の青木が私財を投じて、選択理論の普及活動及び研究活動を目的に設立されました。本財団は、選択理論を夫婦、家庭といった小さな単位から、学校、組織、そして地域社会、国際社会へと広め、グラッサー博士の描いた理想である、強制のない素晴らしい社会の実現を目指して活動を行ってまいります。